活動報告インデックスへ
2009年12月議会報告
 2009年8月30日執行された、衆議院選挙で歴史的な政権交代がおきました。308議席を獲得した民主党を中心とした連立政権が発足し、2010年度予算で子ども手当をはじめとして生活者第一の施策が示されようとしています。
 12月定例市議会を中心とした報告を送りますが、今回私は、過去10年間さかのぼり、須坂市の財政分析を行い「財政の中期見通しと施策」について質問。財政指標に問題はなく不況対策にお金を使うべきだと提案しました。
《どうなる!施設使用料の値上げは!》

 市は収入確保策として、行財政改革チャレンジプランで「施設使用料の値上げ」を示しました。内容は、施設の利用時間の単位を細かくするとか、繁忙期と閑散期の料金設定に差をつけると説明されています。私は、市民生活に影響するため「いつどのくらい料金値上げし、収入増を図るのか」とただしました。市は今後、施設の維持管理に関する情報を市民に示し、公平な負担について理解を得て行きたい。改定が必要な施設については十分検証し市民の意見を参考にすると述べています。

市民負担が検討される公共施設

《社会保障費の削減はあるのか》
 社会保障費(財政用語では扶助費)については、2012年度までの3年間で3億7千万円増額になると示されています。市は今後、大幅な収入増加が見込めない中で、「今までと同じサービスの提供をすることは難しい」と述べています。確かに、高齢者が増え社会保障費が増えていくことは理解しますが、須坂市の借金と預金の状況をみれば財源手当ては可能であり「寝たきり老人等のおむつ給付、理美容料給付」など、他市に先駆けて実施してきた福祉施策は継続すべきであります。
ぜんざい文夫の一般質問と市長(執行部)の答弁
 
質問要旨
回答
須坂病院 1 県立須坂病院の独立行政法人化に伴う市負担はないか。
2 独立行政法人化の先に民間譲渡や病院が廃止される恐れはないか。
3 患者にとって差額ベッド等負担増はないか。
4 市民の自主的な「地域医療を育てる」運動を支援すべきだ。
1 これまでと変わらないが地域医療全体の課題には負担していく。
2 県は全く考えていないとのこと。

3 現在の医療サービスを維持向上する。
4 民意の反映ができるよう支援したい。
行財政改革 1 市の財政情報を公開し事業仕分けに取り組むべきだ。
2 国の補正予算を睨み景気対策のため実施計画に事業追加すべきだ。
3 施設の使用料値上げはいつどの程度行うのか。
4 寝たきり老人のおむつ給付等の削減や廃止はすべきではない。
5 財政シミュレーションは外れることが多いが市民にその要因を明らかにされたい。
1 2010年度事業に対して公開の場で実施したい。
2 事業の必要性等検討したい。

3 市民の理解を得て進めたい。

4 今までと同じサービス提供は難しいので事業仕分けをしたい。
5 計画と実績の乖離を分析し次の計画に生かしていきたい。

公共交通 1 乗り合いタクシーの運行は停留所方式ではなく「戸口から戸口へ」とすべきだ。
2 予約は前日ではなく当日でもできるようにすべきだ。
3 乗り合いタクシーを他の地域へ拡大していく考えはあるか。
4 長野電鉄屋代線存続に対する公的支援をどう考えるか。
1 計画段階から議論を重ね理解を頂いた。

2 必ずしも利用者のニーズに添っていない点もあると思う。
3 中島等井上地区への導入をめざしたい。
4 屋代線総合連携計画案をパブリックコメントしたい。
動物園 1 これまでも提案したが子ども達を中心に「ふれあい動物園」を更に進めるべきだ。
2 ストレス社会の中アニマルセラピーの取り組みはどうか。
1 須坂市動物園らしさを発展させたい。

2 不登校対策など教育委員会と連携し研究したい。

生産者の顔が見える学校給食を

 2010年4月から、学校給食センターの調理部門が民営化されようとしています。私は2009年9月議会で、給食センター方式から自校方式への転換を提案しました。私たちが子どもの頃は、自校方式で給食の時間が近づくと、いい匂いがしてきてお腹を鳴らしたことを今でも覚えています。自校方式は食材料の調達に小回りが効くことをはじめ、毎日給食室の入口で地元農産物の紹介をしたり、生産者と子どもたちが関わる活動が進められています。これらの取り組みは、児童・生徒の「食育と地産地消」の取り組みにとって生きた教育と考えます。さらに、教育委員会と農林課が連携して食材供給体制を構築していくことができますが、市長はお金がかかると聞く耳を持ちません。佐久市の柳田清二市長は、唯一行われている「自校方式」の小学校を育て、全市に広げていくことを表明しています。

農業体験をする子ども達

   
ハッチ亡き後の動物園は!

期待されるハッチファミリー

  全国的な人気者須坂市動物園のハッチが、2009年11月25日に亡くなりました。私の埼玉県の親戚からも「新聞で見たが残念!」と連絡がありました。私はこれまで動物園のあり方について、「子ども達を中心としたふれあい動物園」にすべきと提案し、その一部はふれあいハウスの設置など実現されてきています。今後、動物園の入園者確保のためには、「動物園フォーラム」で語られてきた富山市ファミリーパークのような、市民とともにつくる動物園づくりを進めるべきです。富山市ファミリーパークには“自然体験コーナー”や“子供たちの体験コーナー”などがあり、これらを参考にして一歩一歩具体化し、真のいやしの森動物園として整備する必要があります。

 坂田町の保育園計画反対の陳情は聞き置き
 坂田町農家組合から提出された陳情は、総務文教委員会で審査されました。私は、近隣耕作者の連署があるため、市がしっかりとした説明責任を果たすべきだと述べましたが、採決の結果「聞き置き」となりました。

 

家庭ごみ有料化は市民の意識改革になるか
 2010年7月1日から、家庭ごみを有料化する条例が12月議会へ提案されました。私は、これまで市が実施した町別説明会への出席率はどうであったのか。また、説明会へ出席しなかった市民の声はどのように把握されたのかと質疑を行いました。これに対して市は、町別説明会への出席は平均すると100戸の町で15人程度。さらに、パブリックコメントを実施したが、市民からの意見はほんのわずかで強い反対はないとの答弁でした。また、2010年度の可燃ごみ削減の目標値は達成できないこと。有料化によって、2008年度対比で10%程度ごみ減量が見込まれると言われています。

ごみ有料化に関する説明会

須坂発特別支援教育を考える会の願いが実現へ
 「須坂発特別支援教育を考える会」の皆さんが中心になり、須坂市へ長野養護学校の分校・分教室設置を求める運動が実り、新聞報道のとおり須坂小学校へ2010年4月から分教室が設置される予定です。私も2009年6月議会で一般質問を行い、分教室設置と併せて、市内小・中学校の身体障害児対応の拠点校や知的障害児の特別支援学級と連携すべきと提案しました。今後の市教育委員会の計画では、長野養護学校の分教室でスタートした後、翌年には須坂市立特別支援学校の設立へと進んでいきます。また、教育関連予算では、豊洲、日滝小学校校舎の耐震改修及び太陽光発電装置設置。全小・中学校の地上デジタル化等で6億8千万円余の補正予算が組まれ可決しました。
予約型乗り合いタクシーは「戸口から戸口」へ

 2009年10月から豊洲、日野地区で試行運転されている予約型乗り合いタクシーは、利用者が予定より少ない状況にあります。まずは、停留所方式ではなく「戸口から戸口」とか、当日申込みを受け付けるべきであります。市民21で視察した安曇野市では「社会福祉協議会」がこの事業を受け持ち、最初からしっかり投資し事業を成功させています。

本年もご支援のほど よろしくお願い 申し上げます。

市議会議員 善財文夫

本年もよろしく

※公職選挙法により、選挙区内の人への年賀状等の挨拶は禁止されています。

活動報告インデックスへ