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2005年9月議会報告
  9月定例市議会は、1日〜26日の会期で開かれ、平成16年度決算認定外50議案が提案・可決されました。平成17年度補正予算では、「湯っ蔵んど」の施設改修費5,700万円について、全額削除の修正案が提出されましたが、少数否決となりました。なお、予算執行にあたっては、市民への説明責任を果たすこと等「附帯決議」が付けられています。
《国保会計の積立金が3億円余に》
 市税収入について、市は一時50億円を切るような予想を立て「財政が厳しい」ことを市民に説明してきました。しかしながら、私がいつも言うように「市のシミュレーションは当たらない」訳で、平成16年度決算では55億円余と報告されています。また、約27%値上げをした「国民健康保険税」は、実質収支で2億円余の黒字が出ました。市は、@医療費の伸びが予想を下回った。A国の財政調整交付金が増えた。と説明していますが、前年度分と併せ積立基金が3億3千余万円へ。市長は、「基金がなくなる!」と大幅値上げをした責任をどう感じているのだろうか!?  ふところが寂しい納税者の立場になって考えて頂きたいものです。税の滞納者も年々増えています。
《「湯っ蔵んど」改修費は税金ではない!?》
 5,700万円の内訳は、1階のお茶所・市民ギャラリー移動費に800万円。2階の食堂・厨房開設、仮眠室・託児室新設等の費用、2、350万円。風呂場の改修費2,200万円等となっています。風呂場の改修費には、1周13メートルの「歩行風呂」1,300万円が含まれていますが、この改修によって、“増収”はどう考えても無理があります。既に駐車場側の浴場に、歩行風呂がありますのでこの有効活用を考えるべきです。市は、改修費について、「湯っ蔵んど」から市へ納入して積み立てた「公共施設等整備基金」を取り崩して使うので、“税金を使う訳ではない”と説明しています。しかし、「湯っ蔵んど」は建物だけで約27億円もの税金を投入して建設され、未だにその借金が残っています。したがって、市の説明には無理があるのではないでしょうか。


入館者増をめざす湯っ蔵んど

《議長席から》
  
 9月議会は、一般質問が18人いたので4日間の日程を取った。長丁場なので3日目の午後、慣例により副議長と交替した。ところが1時間も経たないうちに事務局職員が呼びにきた。え!どうしたの?「実はトイレ休憩になりました」これは困ったことだが、ハプニングはいつ起こるか判らない。
 最終日に湯っ蔵んどの改修予算に対して、賛成・反対の討論が活発に行われ、5人の議員が討論に立った。討論する場合に会議規則では、あらかじめ議長に「発言通告書を提出」と決められている。しかしながら、討論の通告をしてなくても、まあ、誰かは討論するだろう。発言したい議員は手を挙げるだろう(会議規則の特例で認められているので…)と予想していた。ところが前日の夜になって、議会事務局長から連絡があり、討論者の人数が多いとの情報に加えて、会議規則に「賛成者・反対者をなるべく交互に指名して発言させなければならない」との条文があることに気付き、大慌てで討論が予想される議員に連絡を取ってもらった。
 運が悪いことに、今回は閉会日の前日が日曜日のため、誰が討論を行うのかしっかりつかめていない状況にもあったのだ。せっかくの日曜日の夜、職場に出てきて“次第書”に討論者の名前を反対・賛成の順に作り直して頂いた、議会事務局職員にはひたすら感謝しなければならない。それにしても、今回最後に討論した議員は「発言通告をしない者」が挙手をした。議長席はわずかでも“気が抜けない場”と心しなければならない。
(改定)財政改革プログラムから
 9月議会で(改定)財政改革プログラムが示されました。この資料は、全戸配布され地域づくり市民会議での資料となります。その中で、補助金の削減、海外視察の原則廃止、下水道整備完了を2年先延べ(料金値上げを押さえるため)、臥竜公園の駐車場有料化(花見の時期)、入札制度の見直し等は、議員提案によるものです。また、資料に示されている公共施設は、高度成長時代に建設されたものが多く、老朽化した建物のリフォーム及び耐震補強が必要となっています。中学校体育館の改築は、東、墨坂中学が既に改築(または改築中)で、次は相森中学の順番になります。相森中は、これまで体育館のトイレ等すぐに改修しなければならないものも先延ばしされています。
行政視察の目的・成果を語る!
 9月議会では、土曜日の午後に「行政視察報告会」を開きました。この報告会は、「物見遊山ではないか?」との市民の疑問に応えるとともに、市民が傍聴しやすい「夜間・休日議会」に取り組んだものです。
 今後の課題としては、市報など開催案内を見て傍聴された市民は数少なく、議会・議員からの声掛けが必要であること。報告の仕方も一定のルール化が必要で、@なぜ○○を視察場所に選定したか。A視察内容及び当初の目標設定と比べてどうであったのか。B須坂市にどのような政策提言ができるのか。C議員として今なにができるのか。最低このくらいの柱は必要と考えます。そうでないと、単なる“演説に終わる可能性”があり、聴いている市民の理解は得られないことを感じました。新聞では福祉環境委員会の報告が取り上げられています。

行政視察報告会を傍聴する皆さん

入札制度改革のメリットは
 自治体の入札疑惑事件は、依然として後をたたず、「市民の税金で高い買い物をしている」との批判があります。須坂市では、100万円以上の建設工事について、平成14年度から予定価格の事前公表を実施してきました。しかしながら、落札率が高止まりになっている等の理由で“事後公表”に移行します。(10月1日から)
 私は、予定価格が事前公表された平成14年9月議会で下記の警鐘を鳴らしています。「本年4月から建設工事の予定価格を事前に公表することを試行していますが、8月入札分までの金額100万円以上の落札率は98.6%となっています。これは前年同期の落札率97.3%と比較すると 1.3%高い結果が出ており、土木にあっては2.26%、舗装にあっては実に32%も高い比率となっています。この落札率は当初から懸念された入札参加者の見積もり努力が阻害され、予定価格周辺に入札価格が集中して、落札価格が高止まりになっているあらわれと思われます。今日のように景気低迷で、市民の懐や市の税収が少なくなっている時代であり、早急に改めるべきだ」との指摘どおりになりました。

 

 《アスベスト(石綿)被害の対策を求める意見書を採択 》
9月議会は、アスベストの被害・対策について一般質問が多く出されました。しかし、この問題は国及び企業の責任や費用負担を求めるべき問題であると考え、私は「国に意見書を出すべきだ」と提案しました。結果は、議員全員の賛成で採択されました。

歴史的建物の保存と活用を

活用が期待される旧上高井地方事務所
 8月9日、「知事と市長村長との意見交換会」で、旧上高井地方事務所の活用について須坂市で希望があれば、相談させて頂く旨の回答が田中知事からありました。その後、9月に長野保健所須坂支所は須坂病院に移転しましたが、その他の団体は、来年の3月末日まで県との契約があるため、最終的には4月に空くことになります。旧上高井地方事務所は、大正6年頃に建築された歴史的な建物で、蔵の町須坂とタイアップした“まちづくり”への活用が期待されます。今後、どのような活用が望まれるのか。どうしたら良いのか検討課題となってきます。
日常の調査活動を今以上に

 定数等改革検討委員会は、7月中に市内4ブロックで市民懇談会を開きました。参加者は決して多かったとは言えませんが、議会の心意気を組んで頂きたいと思います。主には、12月までに一定の報告を出す予定の「定数・報酬について」意見が多く出ました。
 特徴的な意見としては、◎市民の意向を反映してもらうためには、現状の数くらいは必要である。◎厳しい財政状況であることから、5、6名は減らすべき。◎類似都市と比べて、須坂市の定数は多い。財政難であり、思い切って削減していただきたい。そのためには報酬は多少上げてもいいと思う。◎報酬をもっと上げ、日常の調査活動を今以上にできるようにするべき等です。
 皆様もぜひご意見をお寄せ下さい!

おたより

市議会ニュース何時もお送り頂き有り難うございます。 形式的でなく、やさしい語りぐちで書かれている市議会の状況や、報告がわかりやすく親しみを感じます。議員さんの人柄でしょうか。楽しく読ませて頂いております。 議長という大役につかれ、今までの議員活動とは全く違うご苦労が多いこととご推察申し上げます。どうかお身体には十分ご注意を頂きご活躍下さることを祈ります。

坂田町 K生  

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