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2008年6月議会報告
 6月定例市議会は、6月3日〜24日の会期で開かれ、平成20年度一般会計補正予算1,650万円余、「信州須坂ふるさと応援基金条例」他23議案が審議され、3議案を除く20議案が可決しました。否決された議案は、市民からの請願及び議員提案の意見書です。
《税の年金天引き続きに異議あり!》

 6月議会では、年金から個人市民税を特別徴収(天引き)する条例案に反対しました。年金から天引きするものは、以前は所得税だけだったものが、介護保険料、最近では後期高齢者医療保険料、そして今度は個人市民税が追加されることになります。とりわけ、わずかな年金収入しかないお年寄りにとって生活費が厳しくなることが予想され、せめて選択性の検討、準備が必要ではないでしょうか。しかしながら、賛成議員が多数であったたことと、市が“議会を開く暇がない”として、4月30日に「専決処分」したため実施されることとなります。納税者、弱い人の立場に立った政治が求められます。

《マンションの高さは給水塔まで 》
 駅周辺の馬場町に建設が予定されているポレスター須坂マンション(約45m)に対して、近隣住民から“高さ制限を求める”請願が提出されました。内容は、商業地域であっても、住みよい環境を守るため、日照や景観、ビル風など環境への配慮から「市条例で建築物の高さ30メートル以下の制限」を求めるものです。しかしながら、既に建設されているハイランドやシルキービルも給水塔を入れると、建築物としては40メートル前後になります。こうした点を踏まえながら、私は委員会審査で、市の景観基本計画の内容や近隣住民の意向をしっかり調査して結論を出すべきと“継続審査”を主張しました。委員会での採決は2:3で不採択。本会議でも不採択という結果になりました。

マンション建設予定地

ぜんざい文夫の一般質問 と市長(理事者)答弁
 
質問要旨
回答
市長の政治姿勢 1 重要課題に対する市長のリーダーシップは発揮されているか。
2 教育、いのち、暮らしに関わる事業は民営化すべきではない。
3 水道事業の民間委託により大規模な断水事例が指摘されているがどう考えるか。
4 市長の報酬減額は退職手当にも反映させるべきだ。
1 直接関係部課に指示をしている。

2 市が業者選定しサービス水準のチェックを行う。
3 マニュアルによる作業レベルの平準化をする。

4 考えていない。
湯っ蔵んど 1 湯っ蔵んどの管理運営に対して市の関わりは希薄ではないか。
2 事業報告書に間違いが見受けられるがどうか。
3 参考人招致でも真相が不明なので死海のプール入場者数は市が調査されたい。
4 社長が兼務されているため現場管理に手が届かないのではないか。
5 「あり方研究会」は屋上屋を重ねることにならないか。
1 経営改善の方策を検討する。

2 チェック体制を再確認し、訂正した報告書を配布する。
3 会社に確認し報告したが市でも調査する。

4 そのようなことはないと聞いている。
5 抜本策を研究していただく。
高校再編 1 市長は再編計画をどう受け止めるか。
2 職業高校の基幹校が論議されているが県教委との研究の場を作るべきだ。
1 地域に密着した高校を創りたい。

2 意見交換をしたい。

遊休農地 1 遊休農地解消は多くの人に参加してもらうことが大切だ。
2 資源循環型社会を展望し菜の花・レンゲを植えるプロジェクトを推進されたい。
3 観光・商業も含めた対策を考えるべきだ。
1 市民農業大学校に参画した。(農業委員会長答弁)
2 販売ルートや採算性は難しいと聞いているが、JA等関連団体と研究し推進したい。

3 将来性を研究したい。
市民スポーツ 1 市体育協会未加盟の団体へも補助金交付すべきだ。
2 各競技団体の要請事項を体育協会へ窓口一本化された理由は何か。

1 体育協会加盟の条件整備をしたい。
2 個別に全てを対応することは困難である。


市業務の民間委託に死角はないか!?

 水道業務の民間委託に関わって、3月議会で「市としては技術の継承が困難」と答弁されました。しかしながら、月刊雑誌ウェッジ6月号に、『北海道北見市では、昨年夏「集中豪雨で濁った水が浄水場に流れ込んだため、水道の大規模断水に見舞われた」この原因について、市民から外部委託によって取水口の見回りなどの業務がおろそかになったと指摘する声が相次いだ。北見市では、豪雨時の巡回回数を増やすなど、作業マニュアルの全面見直しをした』ことが載せられています。須坂市でもマニュアルを作って、外部委託を進めると言われていますが、全国の事例を見ると、行政が技術を継承しチェック能力を持つことが求められています。やはり、水道業務は市が最後まで責任を持つべきで、マニュアルだけで十分な管理ができるかは疑問が残ります。

命の源となる塩野浄水場

どうなる!「あり方研究会」報告は

健康づくりは死海のプールで

 5月15日、私が所属する経済建設委員会で湯っ蔵んどの社長を参考人としてお呼びして話を聞きしました。その後、6月議会で「湯っ蔵んどあり方研究会」開催に約30万円の予算が可決しました。一方では、平成17年3月「湯っ蔵んどあり方懇話会」からの提言もあります。したがって、まずはこれをどう評価するか。そして、市長が決断し方向を示すかことが肝心ではないでしょうか。「あり方研究会」では、「債務超過の早期解消」、大規模改修を含む「施設のリニューアル計画」「修繕費負担の見直し」について検討し、8月末には報告を出すとされています。いずれにしても、市が湯っ蔵んどに「単に資金を投入する」お墨付きを与えるだけの研究会であってはならないと考えています。

 後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書は否決
 私たち市民21は、今日大きな社会問題となっている「後期高齢者医療制度」は一旦廃止して出直すべきだとの考えから、他会派の議員とともに意見書を国に提出すべく努力しました。しかしながら、採決の結果7:12で否決されてしまいました。市議会も市民の声がなければ変わりません!

米子大瀑布にシャトル便運行へ
 1990年、「日本の滝百選」に選定された米子大瀑布は、景観がすばらしく須坂市の観光名所の一つです。しかしながら、秋の紅葉シーズンは、車が混雑して時間が掛かるのが悩みでした。これまで、「モータープール設置を・・・」など意見が出されていましたが、20年度シャトル便運行が計画されます。
 実施期間は、今年の10月、土・日祝祭日に限り、「湯っ蔵んど」を起点に「乗り合いバス」が運行され、米子大瀑布への一般車両は終日進入できません。湯っ蔵んどには、約200台分自家用車の駐車場が確保され、朝8時30分から30分刻みで午後2時まで運行されます。今年度は試行運転をして課題など検討されることとなります。

期待される紅葉シーズン

《蔵水(クラっすい)を店頭販売》

 市水道局では、仙礼地区のかん速ろ過池(西原水源)の原水をペットボトルに詰めて販売(1本120円)します。昨年度は無料配布しながら、アンケートを実施しました。アンケート回答では64%の方が「おいしい」と評価し、「まあまあ」を含めると90%を超える方々から評価をいただきました。このことから、須坂の水の良さをアッピールし、須坂ブランドの一つになればと企画されました。

《地域公共交通活性化へ500万円交付 》
 既存バス路線と市内循環バスのネットワークを再構築することなど、地域条件に適した公共交通の運行計画策定・調査のため、国から500万円の交付が決定しました。
《議会推せん農業委員は女性3名 》
 7月の農業委員改選に併せて、議会枠3名は公選では選出が難しいが、実質上農業の担い手である女性を推せんしました。
 三木由紀子さん(相之島町)、  鈴木しげ子さん(上八町)、  宮川かほるさん(相森町)
おたより

 湯っ蔵んどの経営や運営は、社長が良くやっているとか職員が良く働いているとかの問題ではありません。個人の感情で市政は動いてはいけません。市長のリーダーシップとは、いちいち研究会の意見を聞く(問題があった場合、自分の考えでなく他人のせいにできる)前にどうしたらいいかぐらい、今までの取り組みの中で分かるはずです。
                                                 墨坂 A生

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